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心が風邪をひいたなら

こんな時間に目が覚めた。

多分、原因は解っている。

自分で言うのもなんだけど、心の感度は高い方。

だから、身の回りで起こることがどうしても気になってしまう。

俯いて、具合の悪そうな人達がいる。

人との関わりあいを避け、自らを晒せない人達が。

そんな人達に声をかけるも、力無い返事ばかりが返ってくる。

関わらないでと。

だけどね、全身から放たれる、助けてという声が聴こえてくるんだ。

いつも、すれ違いざまに私を睨んでくる人がいた。

何度も、何度も、何度も。

でもね、その表情は寂しげで、私を見ていない時は、いつも俯いていた。

だから、声をかけてみた。

つれない返事はしょうが無い。

ただ、か細く消え入りそうな声で、答える貴方はそれでよかったの?

深くは追求しないよ。

だって、あなたは小鳥のような存在だから。

こちらが追えば逃げてしまうけど、

じっと黙っていると知らない内にすぐ側に来ているような。

……もうね、そんな人達をずっと見てきた。

そして、徒に月日だけが流れてゆく。

風邪をひいたなら、ちゃんと心を温めないと、益々拗らせてしまうのに。

僕はどうしたらよかったの?

声をかけるたびに、切なくなるよ。