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韓国の新大統領

文在寅(ムン・ジェイン)氏が大統領に選出されました。

北朝鮮問題やサード配備、国内経済問題、雇用問題、政治腐敗問題。経済格差問題など、今の韓国は問題山積みで、もっとも大変な時期の大統領になると思います。

文新大統領はかつてノムヒョン大統領の秘書をしており、その考え方に傾倒しているしていることが伝えられていますので、北朝鮮に対しての「太陽政策」や「反日思想」が日本では懸念され注目されています。

太陽政策」で北朝鮮寄りの政策を取れば、アメリカ、日本、そして最近では中国も含めての関係が悪化し、韓国の孤立が懸念されます。

また「反日」で、日本と昨年締結された「慰安婦問題」の解決を「反故」にする懸念も言われております。

しかし、この点に関しては、私は文新大統領は、大統領選挙中に言っていた通りの政策は現実的に取れないと思っています。

そもそも、文大統領の当選は、韓国内の内政問題解決に期待した国民が支持したもので、国際関係、外交政策にまで考えが及ぶ余裕のない国民が支持したためだったと思っています。

つまり、財閥支配の国内経済による格差問題や、縁故関係がはびこる不公平社会に不満を持った若者や、低所得者層の不満が後押しした当選だったのだと思います。

反日」に関しては、韓国の教育の根底にあるもので、この教育から出来上がった「韓国国民の常識」として定着しているので、これはすべての政治家が「言わなければならないこと」であり、実際の個々の国民の感情とはズレが出来ていると思います。

現在の韓国経済状況では、「慰安婦問題解決」を反故にするような政策を取れば、日韓関係が悪化することは間違いなく、さらには「国際信用」を失うことにもなるでしょう。

それを支持していたアメリカとの関係も危うくなります。

現実的なことを考えれば、この選挙中発表していた政策を即時実行することはしないと思います。

今の、北朝鮮との危機問題ですが、韓国国民とすればアメリカの行動いかんでは韓国が「戦場」になることになります。そうなれば、真っ先に人的被害を被るのはその時に「徴兵」で兵役に付いている韓国の若者です。

若者達にとっては、自分の兵役中にこの事態になることは絶対に避けたいわけです。

文大統領の「親北朝鮮」政策であれば、少なくともこの事態を避けられるか、先送り出来るでしょう。ミサイルを持とうが、核兵器を持とうが、それが韓国に向けて使用される事態が避けられれば良いと考えている若者が多かったのではないでしょうかね。

しかし、それでは韓米関係、日米韓関係が悪化することは避けられませんから、それは韓国経済に大きなダメージとなるでしょう。

ですから、現実的には文大統領も、選挙中の発言のような政策を「韓国独自」に行うことはできないでしょう。

文氏が大統領になったからと言って、これまでの外交政策が極端に変わることはないと思っています。

期待するのは、文氏がこれまで韓国にはびこっていた「縁故」関係優遇や、財閥支配の経済に抵抗感を持っていることです。

文氏自身、自分の姻戚関係者などを秘密にしているようですし、同窓生などの縁故関係も極力絶っているという清廉さですね。

ただ大統領選挙戦中に言われていた文氏の経歴がちょっと気になります。

子供時代、貧困の中で育ち、食事は給食の「トウモロコシのおかゆ」だけだった、という生い立ちです。

その貧困生活の中で公立高校ではありますが高校に進学し、一時期は問題児となり酒、タバコで4回の停学。それでも一年浪人し(確かそうだったと)、名門私立大学に進学したのです。

「トウモロコシのおかゆ」だけの貧困生活と、名門私立大学がどうにも結びつかないのですが・・・・・。